- 岡尾 知子 - Tomoko Okao
漢方養生指導士(漢方上級スタイリスト)、国際中医師、国際薬膳師、鍼灸師。美容・健康をテーマに美容・健康エディターとして仕事をする中で東洋医学に関心をもち、漢方、中医学、薬膳を学ぶ。雑誌やラジオ、イベントなどを通じて、美容と健康のための薬膳や養生についての啓発活動を行う。はり師・きゅう師の国家試験に合格し、鍼灸師として東京の「池袋ひりゅう鍼灸院」で臨床にあたっている。詳しい情報は「LOTUS(ロータス)薬膳教室」「薬膳ノート」で検索を!
◎薬膳教室:「TUMUGU東京青山」http://www.tumugu-aoyama.jp/
◎HP:「薬膳ノート」http://www.yakuzennote.com
◎ブログ「Eat & Run! 岡尾 知子の美・薬膳な日々」http://ameblo.jp/yakuzen-navi/
「ピーマンとじゃこの胡桃きんぴら」でおなかの温活
薬膳常備菜Vol.25
湿気の季節におなかの温活を
6月の声とともに、(北海道を除く)日本は梅雨入り。一年の中で日中の時間が最も長いこの時季ですが、お天気はどんよりとした雨や曇りの日が多くなります。
気圧の変化もあるのか、「梅雨前線が来ると、体調がすぐれなくて…」という人が多いよう。特に女性は、下半身の冷えやむくみ、頭の重い痛みといったお悩みを抱える人が増えてきます。
実はこれ、梅雨時の特徴。湿気が体に侵入して、その影響からくる不調です。
漢方では、不調があるとき、「症状そのものを取り除く」ケアと、「症状の原因にある体の状態(体質やバランスの崩れなど)」を整えていくケアの2つのアプローチで治します。
湿気の時期に、水分代謝をよくして余分な水分を出すのは「前者」、体の冷えを取り除き、水分の巡りをよくしておくのが「後者」のケア。
「毎年、梅雨が憂鬱で」とか「雨の日が苦手で」といい方は、特に後者、つまり温めて水分の巡りをよくするケアをしっかり行う必要があるでしょう。
この時季大切な“温め”ケアですが、なかでも重要なパーツがおなかです。いったいなぜなのか。
そこには、漢方の「五臓」の働きが関係しています。
五臓の「脾(ひ)」には、消化機能とともに食べ物からつくった栄養や水分を体のすみずみに行き渡らせる機能があります。
脾は湿気に弱く、冷えると途端に元気がなくなるので、梅雨の“じめじめ”が大の苦手。だからこの時季は、脾や胃のあるおなかを温める必要があるのです。
おなかを温め、冷えや湿気に負けない体を作る
今月の薬膳常備菜は、この時季の不調の原因にアプローチできる一品「ピーマンとじゃこの胡桃きんぴら」です。ピーマンは、唐辛子の仲間で、温める性質がある野菜。体の内側を温めて気血の巡りをよくし、おなかの冷えを取り除いて消化機能を健康にしてくれます。
ピーマンに組み合わせた胡桃は、体にもともと備わっている「温める力」を助けてくれる食材で、老化に関わりのある五臓の「腎」に働きかけます。
腎は、西洋医学の腎臓ですから、水の巡りや尿の生成にも関係する臓器。温め効果のあるピーマンと組み合わせれば、むくみや冷えといったこの時季の不調を根本からケアするはたらきが期待できるでしょう。
たっぷり入ったちりめんじゃこは、鰯(いわし)の稚魚。鰯は古くから日本人に愛される食材で、江戸時代に書かれた『本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)』では、「気味は甘鹹(甘みと塩味)。温。陰を滋し、陽を壮し、気血を潤し、筋骨を強くし、経絡を通し、老を養い、弱を育て、人を肥健にし、長生きさせる」と絶賛されています。たっぷり摂り入れれば、体全体に元気がチャージされそうですね。
じゃこと胡桃をたっぷり入れたきんぴらは、歯ごたえも楽しく、酒の肴や箸休めにあると便利。彩も鮮やかなので、お弁当にも最適です。たっぷり作ってもりもり食べて、梅雨の湿気と冷えに立ち向かってください。

【材料】
ピーマン…5個
胡桃(くるみ)…30g
ちりめんじゃこ…10g
酒…大さじ1
砂糖…大さじ1弱
しょうゆ…小さじ1/2
ごま油…小さじ1
【作り方】
①ピーマンはヘタと種をとり縦に細切りにする。胡桃は粗く刻む。酒、砂糖は合わせておく。
②フライパンに油をしき、ピーマンを炒める。しんなりしたら胡桃、ちりめんじゃこを加え、じゃこがカリッとするまで炒める。
③最後にしょうゆを加え、軽く混ぜたら出来上がり。
【食材メモ】
ピーマン:温めて気血の巡りをよくし、胃腸の調子を整える。イライラや憂鬱な気分をやわらげる働きも。
胡桃(くるみ):腎を助け、体を温める力を補う。腰痛、耳鳴り、肌の老化に。慢性の便秘や喘息などにおすすめ。

じゃこがたっぷり入っているので食べるふりかけ感覚で使えます。おにぎりに入れても美味しいですよ!
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